会長の挨拶

令和2614日(日)より、会長に就任しました。会長という大きな責任感のある仕事を任せられ、身の引き締まる思いをしております。

 最初に今回の総会では役員改選があり、前三宅会長を含む旧理事7名が退任され新理事新監事併せて8名が役員に加入しました。旧理事7名の方におかれましては、長年協会の発展に御尽力され心から敬意を表しますとともに、深く感謝申しあげます。また新しく加入された8名の方におかれましては、現理事たちと一致団結し会員の皆様に喜んでもらえるような協会を築いていきたいと考えております。

 今回は組織改正に着手しました。まず「マスコミュニケーション委員」を新設しました。当協会の公式HP運営に関連し、会員の知りたい情報を即座にHPに反映する、また必要とあらば手話動画解説を作成するなど情報を正しく会員にお伝えするための委員です。コロナウィルス関連の手話動画解説は会員からとてもわかりやすかったと評判を頂いております。次に専門部の「体育部」改め「スポーツ部」に名称変更しました。変更した大きな理由として体育という呼び名が時代にそぐわないということが挙げられます。

 当協会の長年の課題である「手話言語条例の制定」ですが、本年2月の広島市議会にて広島市議員より手話言語条例の必要性を広島市に問うたところ広島市健康福祉局長より「手話言語条例は不要」との回答がありました。これは本年10月より施行される「広島市障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」(以下差別解消条例)のなかに「言語(手話を含む)」と明記されていることから差別解消条例で十分こと足りるというのが行政側の考え方なのだろう推測されます。ですが「手話言語条例の制定」に理解を示してくれる市議員もいらっしゃいます。本年2月に市議員を囲んでの勉強会を開催しました。そしてこれからという矢先にコロナ禍が襲ってきて勉強会が棚上げ状態となっています。これもそろそろ再始動したいところです。会員の皆様には、ご心配をおかけしますが「手話言語条例の制定」に向けてなんとか最後まで取り組んでまいりたいと考えております。

 

 最後になりましたが、会員の皆様の御健勝と御活躍を祈念いたしまして、就任の御挨拶とさせていただきます

                      令和2年6月14日

 

                      一般社団法人広島市ろうあ協会

                      会長 宮田 明雄



令和4年度活動方針

1、会員拡大および組織強化を図ろう。
 ・老若男女問わず、お互いに協力しあい助け合っていこう。
 ・難聴者や非会員、賛助会員にも積極的に呼び掛けて、ともに活動する仲間を増やそう。
2、ろうあ高齢者に対するサービスを実施する。
 ・介護、買い物、家事等を支援いくように努めたい。
3、防災に対する取り組みを進める。
 ・防災学習会や、避難訓練、避難所の安定性を追求した設備を確認出来るように取り組んでいこう。
4、手話言語法や情報・コミュニケーション法について学び、社会に普及していこう。
 ・市民に手話言語法の理解と普及を働きかけ、そして聴覚障害者の理解を深めよう。
5、5団体(市サ連、難聴協、要約筆記サ、登録者の会)と連帯し活動する。
 ・みんなと力を合わせて市への要望を出していこう。
6、広島市ろうあ協会の設立70周年なり、良いイベントを努めよう!
(1)障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業